アジア各国GDPの推移と対外債務の推移

    アジア各国GDPの推移と対外債務の推移をまとめました。GDPについては、[1]成長率と[2]各国の比率(各国GDP÷世界GDP)についてグラフ化しました。対外債務については、[3]ドル換算と[4]1人辺りの対外債務(対外債務÷人口)についてグラフ化しました。

    対象国は、日本や中国を含む東アジア、タイやベトナム等の東南アジア、インドやバングラデッシュ等の南アジア、ロシア(北アジア)を対象としております。中央アジアや西アジア(中東)は対象外としております。

    目次

    ◆GDP成長率 推移

    GDP成長率だけでフォーカスすると、世界的な経済/金融事象や各国で起きた事象によって波があります。
    国や時期により差はあるものの、多くの国ではプラス水準の期間が多い状況です。
    ※数値は、世界銀行データバンクを参照しています

     

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    ◆GDPの世界比率 推移

    世界のGDPに対する各国のGDP比率です。計算式は[各国GDP÷世界GDP]です。
    ドルベースや成長率に比べて理解しやすいグラフになり、世界における経済力の大きさとしても捉えることができます。
    日本や中国は5%以上ですが、日本のGDP比率は年々低下していることが分かります。

    一方で、中国のGDP比率は2005年頃より急成長し、世界GDPの15%を占める大国になっています。
    インドは約3%であり、ロシア、韓国、インドネシアは1~2%の水準、他の国々は1%以下です。
    ※数値は、世界銀行データバンクを参照しています

     

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    ◆対外債務 推移

    対外債務の推移になります。数値は世界銀行のExternal Debtの情報を参考にしており、数値が無い期間や確認できない国々も多数あります。数値だけを見ると、日本が突出しており、中国、香港、シンガポールと続きます。

    一人当たりの対外債務(対外債務÷人口)です。人口を考慮すると、シンガポール、香港が突出しており、次に日本が続きます。
    なお、GDPを分母(対外債務÷GDP)にすると、2017年は香港(約460%)、シンガポール(約450%)、モンゴル(約240%)、日本(約70%)、マレーシア(約70%)になります。
    他の国々は約60%以下となり、20%以下の国は、インド(約20%)、ネパール(20%)、中国(約14%)、アフガニスタン(約13%)になります。

     

    ◆参考資料

    ・世界銀行データバンク
    https://databank.worldbank.org/data/home.aspx

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