「世界金融危機」のカラクリ -書籍レビュー

 世界経済や金融状況をデータを使って複眼的に読み解く

「貿易収支」や「政府残高」、「通貨価値」などのデータを使い、世界の経済・金融状況を読み解く方法について解説されている本です。データを見るときに、他のデータを使って複眼思考で見ることの重要性が書かれています。報道での目を引く見出しやコメントをただ鵜呑みにせず、中身をしっかりと見ることの重要性が理解できます。また、ページ数は多くなく、細かい数式も無いので、わかりやすくて読みやすい本です。

Kindle Unlimitedでも読むことができます。(2018年12月現在)

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 ◆ 得られる知見キーワード

複眼思考、貿易収支(国際収支統計)の構造、政府債務残高の見方、国際通貨の見方、若年失業率からの将来性など

 ◆ 目次一覧

1. 借金をしながら金利を稼ぐ米・英・仏のフシギ
「フロー」と「ストック」の複眼思考
2. アメリカは「超巨大投資ファンド」だった!?
「直接投資」と「証券投資」の複眼思考
3. スペイン・ギリシャ…欧州諸国の危機は、いったい何が問題なのか?
「政府の借金」と「国全体の対外的な借金」の複眼思考
4. おカネの流出より、ギリシャ人の流出のほうが深刻?
「資本移動」と「労働移動」の複眼思考
5. 共通通貨ユーロが債務危機をさらに深刻にするメカニズム
「ユーロ圏外」と「ユーロ圏内」の複眼思考
6. 円高を気にすべきは「対米ドル」ではなく「対ウォン」だった
「名目対米ドル円相場」と「実質実効円相場」の複眼思考
7. 世界金融危機の本質を理解したら、日本の進むべき道がみえてきた
「経常収支」と「資本収支」の複眼思考

 ◆ 著者プロフィール

吉本佳生氏:エコノミスト 、著述家
1963年生まれ。住友銀行勤務を経て、名古屋市立大学大学院経済学研究科満期退学。広島市立大学国際学部専任講師、南山大学経済学部准教授、関関西大学会計専門職大学院特任教授を経て現職。著書多数。

他著書:マーケティングに使える「家計調査」 世界最大の消費者ビッグデータは「宝の山」だ (2017)、L70を狙え! 70歳以上の女性が消費の主役になる (2014)、暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり (2014)、ニュースと円相場で学ぶ経済学 (2014)など

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