商品先物市場のしくみ -書籍レビュー

  商品先物の仕組みと存在意義をわかりやすく理解できる本

先物の仕組みと役割についてわかりやすく説明されている書籍です。先物を業務で利用している関係者を除けば、先物というものについて、著者が言及しているように「怖い」「騙される」という印象や、投資対象としての印象が強い人もいると思いますが、先物の存在意義が説明されています。常に価値が変動するもの(商品)はビジネスを行う上で大きな障害になってしまいます。先物の仕組みは、安定的に経済を回すためにも必要であることが理解できます。

基本的にはわかりやすい解説書ですが、最後の章では、商品が高騰している理由について、データを用いた説明があるなど、より理解を進めることができる本です。とはいえ、全体として入門書という内容なので、既に基本を理解している人にとっては物足りない内容かもしれません。

 

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 ◆ 得られる知見キーワード

商品先物の仕組み、商品先物の生まれた背景、リスクヘッジ、商品価格変動リスク

 ◆ 目次一覧

0.商品の時代
1.商品市場とは何か?
2.商品市場のしくみ
3.商品市場の役割その1~価格変動リスクのヘッジ機能
4.商品市場の役割その2~資産運用機能と公平な価格の形成・発信機能
5.商品価格高騰の背景

 ◆ 著者プロフィール

三次 理加氏:株式会社りか 代表取締役社長、ライター
1955年生まれ。カネツ商事に努めた後、商品市況コメンテーターとしてラジオに出演後、会社設立、経済産業省・産業構造審議会商品先物取引分科会委員、日本FP協会広報委員会委員

他書籍:入門 商品投資のすゝめ―初心者必見!これから始める人のための徹底ガイド(2007)、ネットで簡単!リカがやさしく教える商品先物超入門(2006)

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