テンプルトン卿の流儀 -書籍レビュー

 バリュー投資家の投資流儀 投資家のみならず経済を考えるうえでも役立つ本

ジョン・M・テンプルトン卿の投資手法や実績について、その姪が解説している本です。テンプルトン卿は、世界一流のバリュー投資家として、幅広くグローバル投資を行い、投資実績を残した人物です。経済成長期の日本やアジア金融危機以降の韓国株など、大衆が目をつける前から投資を行っています。また、財団を作って慈善活動に熱心に取り組み、2008年に亡くなっています。

企業レベルで長期収益見通しを調べ、国と市場の将来性も考慮したうえで、投資を実施する手法が書かれています。また、「雨の日に株を売って晴れの日に売る癖を作ることだ。」と本著に記述されているように、株価のバーゲンハンターになることが推奨されています。企業を選ぶうえで大切な指標や調べ方と、その国の経済状況やリスクをとらえる考え方についても触れられているのが特徴的であり、個別銘柄投資をしない人にとっても、投資家でなくても、経済の本質を考えるうえで、とても参考になる本です。

Kindle Unlimitedでも読むことができます。(2018年12月現在)

※画像はamazonのリンクです

 ◆ 得られる知見キーワード

株式のバーゲンハンター、企業レベルで銘柄を徹底的に検討する中で有望な国を選ぶ、会社の各種指標、有望な国の選び方

 ◆ 目次一覧

1. バーゲンハンターの誕生
2. 悲観の極みのなかで最初の取引
3. グローバル投資の常識外の常識
4. 日出ずる国に最初に注目
5. 株式の死と強気相場の誕生
6. バブルで空売りするには及ばない
7. 危機はチャンス
8. 歴史的押韻
9. 債券が退屈でなくなるとき
10. 眠れる龍の目覚め

 ◆ 著者プロフィール

ローレン・テンプルトン氏:ローレン・テンプルトンキャピタルの創設者兼社長、テンプルトン財団のメンバー
スコット・フィリップス氏:ローレン・テンプルトンキャピタルの主任アナリスト兼ポートフォリオマネージャー
(※本書籍が書かれたときの情報です)

※画像はamazonのリンクです