アジアの人口推移と都市・若者人口

    1980年から2050年までのアジア人口推移、若年層比率・都市人口比率の推移をまとめ、グラフ化しました。ここでの対象国は、日本や中国を含む東アジア、タイやベトナム等の東南アジア、インドやバングラデッシュ等の南アジア、ロシア(北アジア)を対象としております。中央アジアや西アジア(中東)は対象外としております。

     

    ※各グラフは国連人口部または世界銀行の5年毎の数値をグラフ化
    ※2
    015年以降は中位予測値

     

    目次

    アジアの人口推移

    人口首位は中国・インドになり、人口は10億人以上と、他の国々を大きく引き離しています。3~5位のインドネシア、パキスタン、バングラデッシュは、2億人前後であり、今後も順調に人口が増加する予測です。6~7位のロシアと日本は人口が緩やかに減少し、両国ともフィリピンの人口が追い抜く可能性があります。多くのアジア各国は人口増加が続く予測ですが、順位が大きく変動することは無い見込みです。

    ◇10億人以上 (中国、インド)

     

    ◇1億人前後~3億人

    インドネシア、パキスタン、バングラデッシュ、ロシア、日本等

     

    ◇1千万~7千万人

    タイ、ミャンマー、韓国、アフガニスタン、マレーシア等

     

    ◇~1千万人

    モンゴル、香港、ラオス、シンガポール、東ティモール等

    若者の人口比率の推移

    ◇24歳以下の人口比率

    1980年代の24歳以下の人口比率は、日本やシンガポールを除き、大半の国々は55~65%でした。その後、各国の経済発展や政治状況などによって、大きく変化が生じています。

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    若年層(15~34歳以下)人口比率の推移

    若年層の比率は、政治安定度や経済情勢をより反映するといわれています。政治・経済状況により国外流出も発生します。各国とも数%以上の変動が大きい状況です。2050年頃の順位は、24歳以下と大きく変わりませんが、今後の情勢によって変化する可能性が高いと考えられます。

    都市人口比率の推移

    都市人口は総じて増加しており、上昇が続く予測がされています。上昇度合いには国によって大きく違いが発生しています。都市人口の上昇によって産業構造の変化が想定されます。

    参考資料

    ・国連人口部の推計人口統計(2017年)
    https://population.un.org/wpp/Download/Standard/Population/

    ・世界銀行 データバンク 
    https://databank.worldbank.org/data/
     (Population estimates and projections)

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