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ここでは著名な起業家や事業家の愛読書を紹介します。
ビジネスを立ち上げ、大企業まで拡大させた、著名な事業家は、どのような書籍を読んでいるのでしょうか。
事業家たちが愛読する書籍の多くは、長年にわたり読み継がれている書籍でした。
孫子
パナソニックの松下幸之助氏や、ソフトバンクの孫正義氏が愛読1した本です。
「孫子」は中国の古典であり、春秋時代の軍事思想家である孫武の兵法書といわれています。
戦略・戦術・組織における深い洞察が記されています。
マイクロソフトを立ち上げたビルゲイツ氏などの、全世界的のトップやエリートに読み継がれている本です。
ベトナムの革命家であり首相となったホーチミン氏や、マレーシアの元首相のマハティール氏の愛読書ともいわれています。
日本では戦国時代の武田信玄や毛利元就も愛読したといわれています。
論語
SBIホールディングスの北尾吉孝氏が愛読2した書籍です。
「論語」は中国の古典であり、孔子と彼の高弟の言行を弟子達が記録した書物です。
人間として行うべきことや政治・組織として守るべきこと等が記されています。
論語とその思想は世界で受け継がれ、世界の歴史へ大きな影響を与えたといわれています。
日本でも聖徳太子の十七条の憲法の語源にもなり、江戸時代においても学問として採用されてきました。
近年では、明治時代の実業家である渋沢栄一が論語をビジネスの中で規範として捉えました。
彼の経営哲学を記した書籍「論語と算盤」が有名です。
菜根譚
パナソニックの松下幸之助氏や政治家の田中角栄氏などが愛読3したとされています。
「菜根譚」は中国の古典であり、明代末期に洪自誠によって記された書物だといわれています。
仏教・儒教・道教を取り入れて、人として守るべきことや、閑居の楽しみなど、人生をより豊かにするための思想が記されています。
日本では江戸時代に禅僧などで愛読され、やがて近代日本の実業家や政治家にも愛読されてきました。
マキアヴェッリ語録
エステーの鈴木喬氏が愛読4した書籍です。
「マキアヴェッリ語録」は、イタリアのルネサンス期の政治思想家・外交官であった、マキアヴェッリの語録です。
マキアヴェッリの著書には他にも、「君主論」や「戦術論」があります。
彼の思想は、世界の様々な統治者へ影響を与えてきました。
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葉隠
楽天の三木谷浩史氏が愛読した書籍5です。
「葉隠」は、江戸時代中期に肥前国の佐賀鍋島藩士である山本常朝が、武士としての心得を口述し、田代陣基が筆録した書籍です。
「死ぬ事と見付たり」に代表される文言が収められています。
武士としての人生観・教養などが記さています。
代表的日本人
グロービスの堀義人氏が愛読6した書籍です。
「代表的日本人」は、日本の近代に生きた思想家・文学者である内村鑑三の著書です。
西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮のの生涯が記述されています。
競争の戦略
星野リゾートの星野佳路氏が愛読7した書籍です。
アメリカの経営学者である、マイケル・ポーターの著書です。
競争戦略などの経営理念が記されています。
様々なMBAでも教本とされてきた書籍です。
プロフェッショナルマネジャー
ファーストリテイリングの柳井正氏が愛読した書籍とされています。
ITTのCEOとして14年半連続増益を成し遂げた、ハロルド・ジェニーン(1910～1997)の著書です。
企業における経営理念が記された書籍です。
脚注
- 松下幸之助も持ち得なかったもの–孫正義氏が経営の極意“道天地将法”を解説
https://logmi.jp/business/articles/28963 ↩︎ - 北尾吉孝「仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる」 ↩︎
- 名経営者がこぞって読む｢菜根譚｣の秘密
https://toyokeizai.net/articles/-/72772 ↩︎ - 「論語」の教えで経営したら会社は潰れる
https://president.jp/articles/-/27023?page=1 ↩︎ - 著名人10人が薦める「私の人生を変えた、この1冊」
https://gendai.media/articles/-/33405?page=10 ↩︎ - 名著『代表的日本人』5人の中で唯一、自分の使命を探し続けた男・日蓮
https://www.chichi.co.jp/web/20220224_sudo_hori_nichiren/ ↩︎ - 星野リゾート代表の星野佳路さんに「戦略」とは何か？ 聞いてみた
https://diamond.jp/articles/-/246147 ↩︎